買い取り対象ピアノとは？

ピアノには、大きく分けて「グランドピアノ」「アップライトピアノ」「電子ピアノ」の3種類があります。外観ではイメージ通りの漆黒のピアノや、お部屋のインテリア要素も備えた木目調のピアノもあります。

 

メロディー・リズム・ハーモニーと音楽の3要素をもれなく兼ね備えたピアノは「楽器の王様」です。有名なクラシックの作曲家たちも愛用していた長い歴史があるのは多くの方がご存知ですよね。

 

用途に合わせて、改良と発展を積み重ね、現在では以下のふたつの種類のピアノが主流です。電子ピアノは別のカテゴリーに含まれます。

 

一般に「ピアノ」と言えば、コンサートなどで用いられるグランドピアノと、家庭での練習や、狭い場所で用いられるアップライトピアノに分けられます。

 

グランドピアノ−人が集まる広い場所で見かけます

 

ピアノの原型と言われるグランドピアノこそ、本来「ピアノ」を意味する言葉です。コンサートホールのステージや学校の音楽室、種々の講堂、ジャズのライブ会場、ホテルのロビー、テレビの音楽番組、レストランなど、さまざまな人が集まる場所でグランドピアノを見かけます。

 

大きな筺体からほとばしる、ゆたかな響き。音色は、多彩で時に力強く、時に繊細に、演奏者の心情や、さまざまな情景を美しく表現して、たくさんの聴衆の心を酔わしてきました。

 

200年以上前に発明されてから、姿かたちに大きな変化はなく、上から眺めると大きな手袋を想像させます。ピアノの音の源となる弦は、床に水平に張られており、高音弦は短く、低音弦は長いので、このような特異な形状になったと伝えられます。

 

アップライトピアノ−設置スペースが限られた場所向けです

 

家庭や、ミニライブ会場など、スペースが限られていても設置できます。床と垂直になるように設計されたフレームと弦を持ち、グランドピアノの機能はなるべくそのままに、コンパクトさを追及したピアノをアップライトピアノと呼んでいます。

 

コンパクト設計ゆえに、グランドピアノほどの音質は望めません。家庭に置いて趣味で弾いたり、また、本番ではグランドピアノを使うものの、自宅ではアップライトで練習するなど、広く使われています。

 

技術の進歩に伴い、グランドピアノに負けない音色やタッチが開発され、さらに省スペース性にも磨きがかかっています。エンターテイメント性にも着目して、黒ばかりでなく、茶色やホワイトモデル、木目調(家具調)など、優れたデザインのピアノも人気があります。

 

電子ピアノ−デジタル音源を内蔵した「ピアノ型」の楽器です

 

電子ピアノは、音源がデジタルデータ化された「ピアノ型」の楽器です。初心者向けと認知されていましたが、繊細に音量や音色を調整でき、プロユースとしても活躍しています。

 

音はヘッドホンで聴くことができるため、夜間、早朝を問わずに練習できます。調律の必要もありませんので、電気代以外、ランニングコストもかかりません。

 

コンパクト性に優れ、日本の住宅事情にマッチしたピアノとして人気があります。発売当初は難点とされた、鍵盤のタッチや演奏性も、グランドピアノとまではいかずとも、アップライトピアノと遜色なく、電子ピアノは急速に一般家庭に広がっています。