ピアノの調律頻度

購入後10年のピアノの最適な調律頻度について教えてください

 

 

ピアノの調律頻度が低いと調律費がかさむって本当ですか?


ヤマハのアップライトピアノを10年ほど弾いています。音大をめざすとか、コンクールに出るとか、大それたことは考えていないので、これまで3回ほどしか調律していません。

 

ただ、自分では、それほど音が狂っているとも思わないので、現状の頻度でかまわないのかな?とも考えていました。

 

3回目の(最後の)調律の際に、調律師さんから「最低でも年に1回は調律してあげて下さい。そうでないと、せっかく調律しても音の狂いが速くなります」と指摘されました。

 

費用もかかることですし、毎年となると負担も大きくなります。でも、狂った音で弾いていると、それが当たり前になるようで怖いです。

 

 

調律は音の狂いが大きい方が高額になります。1年に1回はしましょう!


ピアノは適切な力で張られた弦を、フェルトで包まれたハンマーで叩いて音を出しています。弦の張りが狂うと音も狂います。これを調整するのが調律です。

 

基本的には、弦が緩んでくるのを締め上げて適正な音に調整します。したがって、厳密には調律直後から音は狂い始めているのです。

 

ピアノには何十本もの弦が張り巡らされていますね。長い間、調律をしないで弾き続けていると、狂いも大きくなります。最初に調整した弦は、すべての弦の調整が完了した際には、ピアノ全体の張力の関係で、すでに狂っています。

 

調律はこの操作を繰り返しながら、ピアノ全体として正しい音が鳴るように調整します。なので1年に1回は調律しておいた方が、調律代は安くなります。

 

質問にあるように、3年ごとの調律では、大きく狂ったピアノの調整となるため、調律師さんの調整時間が長くなり、調律代は高額になります。

 

 

調律を拒否されたら一括査定で売却して、中古ピアノを購入しましょう!

質問では「音楽家をめざすわけではない」とのことなので、1日の演奏時間が3時間以上になることはないとお見受けします。このペースなら1年に1回で充分でしょう。調律は大変繊細な仕事なので、専門性も要求されます。だから高額なんです。

 

調律師さんも、適正かつ定期的に調律してあるピアノであれば、1日に2台以上調律できます。長年放置されて、大きく狂ったピアノは1日に1台が限界です。

 

訪問調律では手のつけられないほど大きく狂ったピアノは調律を拒否されることもあります。こうなるとピアノを手放すことにもなりかねません。

 

ちなみに、ピアノ一括査定で買い取られていったピアノは、買い取り会社の工房で調律を行うため、きちんと調律することが可能となっています。

 

今後も、ピアノを弾き続けたいのであれば、ピアノ買い取り一括査定で有利に売却して、リニューアルされた中古ピアノを購入するのも「アリ」だと思います。

 

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